Story of BIKAS COFFEE #3 アグロフォレストリーのコト

通常、コーヒーの一大生産地では、
畑一面にコーヒーの木を植える
「プランテーション」と呼ばれる栽培方法を
採用しています。
しかし、ハルパン村のコーヒーの木は
野菜などを育てている畑と一緒に植わったり、
森の中に植わったりしています。
これらの方法は、「アグロフォレストリー」
「混植(こんしょく)」と呼ばれ、
お互いの作物の特性を活かしあった
栽培方法です。

ハルパン村ではコーヒー豆を「副業」のような感覚で栽培しているので、それまでの生活を無理には変えずに収入を上げ、なおかつ収入源のリスク分散もできています。

 また、アグロフォレストリーは環境保全にも役立っているのです。
そもそも農業というのは、意外にも環境破壊を引き起こす産業です。過剰な肥料や農薬で土の中の栄養分が偏って土が使えなくなったり、過剰に森を刈ったり焼いたりすることで、土砂崩れ、砂漠化、生物多様性の損失、温暖化など負の側面が挙げられます。

 しかし、アグロフォレストリーは、これまでの「農業=森を切り崩す」という発想を「農業=森をつくる」という発想に変えました。

 ハルパン村では森の中や樹木の下にコーヒーを植えることで、直射日光が苦手なコーヒーの木が成長しやすい環境を自然に生み出しています。ですので農薬は使っておらず、肥料も家畜の糞尿や田んぼで採れた稲わらなど全て村の中で調達できる自然のモノを使っています。

 ただ、このようなやり方では手間がかかります。山間部の斜面や段々畑で栽培しているため機械をいれることはできず、管理は全て手作業です。また、洗浄や乾燥など、コーヒーは収穫する赤い実(コーヒーチェリー)から生豆にするまで何種類もの精製工程がありますが、それも手作業です。そのため、大量に生産をすることはできません。なので日本で一般的に出回ることもほとんどありません。

 しかし、このハルパン村のコーヒーには、今後の持続的なコーヒー栽培や消費を促すためのエッセンスが存分に含まれています。

 ハルパン村のコーヒー栽培がモデルとなり、世界に拡がることで未来は必ずいい方向へ向かいます。私たちが扱うコーヒーはそんな貴重なコーヒーなのです。

Story of BIKAS COFFEE #3

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